ハングルは謎の記号ではありません。文字は全部で40。決まった順番で四角いブロックに組まれ、このページにある少しの発音ルールを覚えれば、意味を知らない単語でも声に出して読めるようになります。
基本の子音が14個、それに濃音(つまる音)が5個。ローマ字が2つ書いてあるものは、2つ目が「音節の最後に来たときの音」です。
ここだけは押さえる:ㄱ ㄷ ㅂ ㅈ は平音(力を抜いた音)、ㅋ ㅌ ㅍ ㅊ は同じ音に息を強く足した激音、ㄲ ㄸ ㅃ ㅉ は喉を締めて息を出さない濃音。同じ形の仲間が3段階に分かれているだけです。日本語には無い区別なので、ここが最初の山になります。
基本母音は10個。短い線を1本足すと前に「y」が付く——この法則だけで表の半分がタダで手に入ります。
ㅐ と ㅔ は、現代の話者のほとんどが同じ「エ」で発音します。ㅙ・ㅚ・ㅞ も同様。ここに1週間かけるより、意味が変わってしまう ㅓ と ㅗ(唇を丸めるか否か)と ㅡ と ㅜ に時間を使ってください。日本語の「オ」「ウ」は、この4つの中間あたりにあります。
韓国語は文字を横一列に並べません。1音節がかならず1つの四角に収まり、順番は「子音 → 母音 →(終声の子音)」で固定です。
母音で始まる音節でも、子音の席は空けておけないので ㅇ が入り、そのまま無音になります。だから 아 はただの「ア」ですが、강 の最後の ㅇ は本物の「ン(ng)」の音になります。
ブロックの下にはどの子音でも書けますが、実際に発音されるのは7つの音だけ。それ以外はすべてこの7つのどれかに吸収されます。
| 表記 | 実際の音 | 例 |
|---|---|---|
| ㄱ ㅋ ㄲ | k(息を出さずに止める) | 부엌 → 부억 プオク |
| ㄴ | n | 산 サン |
| ㄷ ㅌ ㅅ ㅆ ㅈ ㅊ ㅎ | t(息を出さずに止める) | 옷 → 옫 オッ |
| ㄹ | l | 물 ムル |
| ㅁ | m | 밤 パム |
| ㅂ ㅍ | p(息を出さずに止める) | 잎 → 입 イプ |
| ㅇ | ng | 강 カン |
日本語話者がいちばん直すべき点。パッチムの k・t・p は、息を出して「ク」「ト」「プ」と母音を付けてはいけません。「あっか」と言いかけて「あっ」で止める、あの止め方です。ㄴ・ㅁ・ㅇ も日本語ではどれも「ン」ですが、韓国語では別の音。舌先を歯茎に付ける(ㄴ)、唇を閉じる(ㅁ)、口を開けたまま鼻に抜く(ㅇ)と、口の形で区別します。
綴りは規則的で、音が変わるのは音節と音節の「継ぎ目」です。次の4つでほとんどをカバーできます。
| ルール | 何が起きるか | 例 |
|---|---|---|
| 連音化 | 次の文字が ㅇ で始まると、パッチムがそこへ移る | 한국어 → 한구거 ハングゴ(ハングクオではない) |
| 鼻音化 | k/t/p が ㄴ・ㅁ の前で ng/n/m に変わる | 학년 → 항년 ハンニョン |
| 濃音化 | k/t/p のあとの平音が濃音になる | 학교 → 학꾜 ハッキョ |
| ㅎ の弱化 | 有声音にはさまれた ㅎ は弱まり、消える | 좋아요 → 조아요 チョアヨ |
この4つが「書いてある通りに読んだのに通じない」の正体です。逆に言えば、綴りは変わらないので、書くときは元の形のままで大丈夫。
ブロックを左から右、上から下の順に分解し、上のルールを当てはめてください。カードをタップすると答えが出ます。
ここまで読めたなら、意味は分からなくても看板・メニュー・曲名を声に出して読めます。それがこのページの目的です。意味は次のステップ。まずは読めることが先です。